【体験談】消費税の中間納税が払えない!税務署に相談して助かった方法

節税・資金繰り

消費税の中間納税が払えない!どうすればいい?

個人事業主にとって毎年頭を悩ませるのが消費税の中間納税です。

「払わなければいけないのは分かっているけれど、資金繰りが苦しくてとても払えない……」

そんな状況に陥る人も少なくありません。実際、我が家も中間納税30万円を前に頭を抱え、最終的には税務署に相談して分割払いをお願いしました。今回は、その体験談をまとめます。

中間納税とは?

まず「中間納税」とは、前年度の確定消費税額に応じて年の途中に前払いをする仕組みのことです。

例えば、前年度の確定消費税額が48万円を超えると、中間納税の対象になります。

  • 前年度の納税額が48万円~400万円未満 → 年1回(8月末まで) ※令和7年は9/1まで
  • 400万円~4,800万円未満 → 年3回
  • 4,800万円以上 → 年11回

我が家の場合、前年度の確定消費税額は約60万円だったため、今年度は30万円を中間納税しなければなりません。

我が家の資金繰りの現状

本来なら「消費税は預かり金」なので、納税分をしっかり取っておくべきです。ですが現実はそんなに甘くなく、我が家は借金返済や生活費で手一杯。売上に含まれる消費税分も経費に消えてしまい、まったく手元に残りません。

さらに追い打ちをかけるように、8月に予定していた工事が9月に延期。入金も1ヶ月先送りになり、9月末時点で生活費すら危うい状況になってしまいました。

「このままでは30万円を一括で払うと生活が行き詰まる……」

そう考えた私は、思い切って税務署に電話相談しました。

税務署に相談した結果

税務署の担当者に、以下の内容を正直に説明しました。

  • 直近の売上状況
  • 工事延期による入金遅れ
  • 9月以降の見込み収入
  • 現状の資金繰りの厳しさ

すると、担当者の方から次のような提案を受けました。

  1. まず期限内(今年は9/1)に10万円を納付
  2. 9/1までに入金があれば、残りの20万円を9月末に口座引落で支払い
  3. もし9月末に引き落とし口座に20万円が用意できなければ、10月に延滞金を含めて残額を分割納付

結果として、我が家は残高を「9月末に10万円」「10月末に10万円+延滞金」という形で分割払いすることになりました。

分割払いにして助かったこと

正直、税務署に相談するのは勇気がいりました。

「怒られないかな?」
「払えないなんて言ったら信用がなくなるのでは?」

そんな不安もありましたが、実際にはとても冷静に状況を聞いてくれて、現実的な対応策を一緒に考えてくれたのです。

分割払いにできたおかげで、その分、生活費に回すことができ、なんとか乗り切れそうです。

同じ悩みを持つ人へ

もし「中間納税を払えない!」という状況になったら、一人で抱え込まず、早めに税務署に相談することをおすすめします。

  • 状況を正直に伝える
  • 今後の収入見込みを説明する
  • 分割や延納が可能か確認する

これらを行うことで、無理のない支払い計画を立てられる可能性があります。

まとめ

  • 消費税の中間納税は前年度の確定消費税額によって発生する前払い制度
  • 我が家は30万円を一括で払えず、税務署に相談
  • 相談の結果、分割払いで生活費と両立できる形に
  • まずは現状を正直に伝えることが大切

今後は、少しでも売上を増やし、計画的に納税できるように改善していきたいと思っています。

同じように「消費税の中間納税が払えない」と悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

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