児童手当を「眠らせない」 —自営業を営む我が家が始めた小額投資で教育費を育てる方法

その他家計術

はじめに:児童手当を「育てる」という発想

夫婦で自営の仕事をしている我が家は、会社員のような退職制度がありません。

「このまま仕事を引退したら生活はどうなるのだろう…」という不安が常につきまといます。

家計は決して余裕があるわけではありませんが、将来の教育費を考えると、ただ銀行に置いておくより「お金自身に働いてもらう」選択も必要だと感じました。

まずは生活防衛資金の確保

まず最優先は生活防衛資金と借金返済です。そのうえで、「子どものための貯金をすべて銀行に眠らせるのはもったいない」と感じ、取り扱いルールを決めました。具体的には、各子どもの口座に50万円ずつはすぐ引き出せる状態で残すこと。この金額は万が一の医療費や生活費の補填など、緊急時のために確保しています。

それ以上に貯まった分だけを、私名義の新NISAや投資へ回しています。

初期投資の内訳(実際の例)

・米国債券ETF: 120,000円(新NISA枠ではない)

・日経平均高配当株の投資信託(配当金再投資型): 200,000円

・国内個別株(配当&優待あり): 150,000円

・銀行の定期積立: 200,000円

これに加えて、毎月5,000円をS&P500に積立NISAで投資しています。(こちらは私たち夫婦の老後資金予定)

※運用歴は1年ちょっとです。

運用状況とリターン

執筆時点の運用成績は次の通りです。

・米国債券ETF: -3,000円

・国内高配当株投信: +14,000円

・国内個別株: +2,000円

・定期預金利子: 数十円

合計で約13,000円のプラスです。

一時期は株価下落で-30,000円ほどになったこともありますが、長期保有を前提に持ち続けた結果、今はプラスに戻っています。

投資を続けるための私のルール

1.余剰資金で行う(生活費や防衛資金には手を付けない)

2・分散投資(債券・投信・個別株・定期など)でリスクを分散

3.取り崩すタイミングを決めておく(教育費が必要になった年に必要分だけ売却)

4.精神的に耐えられる額だけ投資する(下落時も焦らないため)

小額投資でも得られる安心感

金額は大きくなくても、「将来に向けて動いている」という安心感は大きいです。

また、株価の上下を経験することで、メンタル面の耐性も少しずつついています。

最初に「取り崩さない防衛資金」を設定しておいたおかげで、心の余裕を持って運用を続けられています。

投資を考える前にチェックしたいこと

・生活防衛資金は確保できているか?

・借金返済の優先順位はどうか?

・児童手当は「子ども名義」と「運用用」に分けるか?

・取り崩すタイミングと方法は決めているか?

・手数料や税制(NISAなど)を理解しているか?

まとめ

自営業の仕事は、将来の収入が読みにくく、退職金もないケースがほとんどです。

だからこそ、少しずつでもお金に働いてもらう仕組みを作ることが大切だと感じています。

この記事は投資を推奨するものではありませんが、同じような立場の方の参考になればうれしいです。

投資はリスクも伴いますので、ご自身の責任の下で計画的に行ってください。

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